住宅ローン保証保険(読み)じゅうたくろーんほしょうほけん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「住宅ローン保証保険」の意味・わかりやすい解説

住宅ローン保証保険
じゅうたくろーんほしょうほけん

住宅ローン債務の不払いが生じた場合に、金融機関が被る損害填補(てんぽ)する保険。住宅ローンには、金融機関が個人に直接融資する方式と、不動産会社を通じて貸す方式とがある。前者の場合は、金融機関と損害保険会社との覚書に基づいて、住宅ローンの借り手が金融機関を被保険者(保険金の受取人)とする保証保険をつける。この方式では金融機関が信用調査担保の取扱い、管理事務を担当する。後者の場合は、不動産会社の斡旋(あっせん)により借り手が保証保険をつけ、被保険者は同じく金融機関となるが、信用調査や担保の取得、管理は保険会社が担当する。住宅ローン保証保険にはローンの借り手が連帯保証人をたてなくてよいという利点がある。

[金子卓治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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