佐佐木・佐々木(読み)ささき

精選版 日本国語大辞典 「佐佐木・佐々木」の意味・読み・例文・類語

ささき【佐佐木・佐々木】

[1] 〘名〙 四をいう、人形浄瑠璃社会などの隠語宇多源氏の佐々木氏の定紋が四目結(よつめゆい)なのでいう。
洒落本・品川楊枝(1799)「仕立屋のふちゃうとうせいことば、平・おやまこ・めへひき・ささ木」
[2] 謡曲。四番目物。廃曲。作者不詳。佐々木四郎高綱は木曾義仲討伐に出陣する際に、源頼朝に頼んで秘蔵の名馬生唼(いけずき)をもらう。駿河浮島ケ原梶原景季とこの馬のことで口論となったが、仲直りをして、梶原の馬、磨墨(するすみ)ともどもに都へ上る。馬乞佐々木。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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