佐奈豊(読み)さなどい

日本歴史地名大系 「佐奈豊」の解説

佐奈豊
さなどい

[現在地名]上県町女連 サナトヨ

女連(うなつら)浦の北にある浜。中世に集落があったが、近世前期に廃され、他郷に移住したという(津島紀事)。中世、宗氏の一族で宗盛家(甲斐六郎)を祖とする佐奈豊氏がおり、応永一〇年(一四〇三)一二月八日の宗貞茂書状(馬廻判物帳)に佐奈豊二郎とみえ、同氏の数々の辛労を謝し、「さす」三ヵ所の浮公事などを与えている。明応三年(一四九四)「佐奈豊村」の三ヵ所の居屋敷内の船の公事などが宗安房守に免じられ、居屋敷に居候する者の「点役郡役」などは従来どおり納めるべきとされている(同年一二月二九日「宗材盛書下」同判物帳)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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