佐慶グスク(読み)さちぐすく

日本歴史地名大系 「佐慶グスク」の解説

佐慶グスク
さちぐすく

[現在地名]糸満市山城

琉球石灰岩の丘陵上、標高五〇メートルに立地。サキグスクとも。北は断崖で南側は緩斜面という地形である。北側の断崖縁辺部分に石灰岩基盤を基礎にして、高さ三―四メートル、幅〇・七―一メートルほどの野面積みの石垣が残るが、遺構の広がりや縄張りは不明である。遺物青磁片・南蛮陶器片・グスク土器片がわずかながら採集されている。一九九二年(平成四年)グスク本体からは西に外れた地点の発掘調査が行われ、石列が検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む