佐郷島(読み)さごうじま

日本歴史地名大系 「佐郷島」の解説

佐郷島
さごうじま

[現在地名]平生町大字佐合島さごうじま

熊毛半島の西海上、うま(現田布施町)なが(現上関町)の間にあり、面積一・三七平方キロ。近世には大島郡で一島一村。上関宰判に属した。

賀茂注進雑記」の寛治四年(一〇九〇)七月一三日の「賀茂社古代庄園御厨」に「周防国 佐河牛島御厨」とみえ、賀茂かも社の御厨であった。

村名は慶長五年(一六〇〇)検地帳に「佐合」、元禄一二年(一六九九)の郷帳に佐合島と記される。

慶長一五年の検地帳によれば、田六町一反余で石高七一石四斗余、畠八町九反余で石高二九石二斗余、総石高一一三石四斗余であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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