佐合島(読み)さごうじま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「佐合島」の意味・わかりやすい解説

佐合島
さごうじま

山口県南東部、瀬戸内海にある小島。熊毛(くまげ)郡平生(ひらお)町に属する。面積1.32平方キロメートル。平安時代には京都賀茂(かも)社の御厨(みくりや)の一つで、江戸時代は大島郡に属し、1島1村をなす半農半漁村であった。明治以降、一本釣り漁法をもって対馬(つしま)や朝鮮近海まで出漁した。風光に優れた海岸瀬戸内海国立公園に含まれ、夏は民宿や海水浴客でにぎわう。本土佐賀から便船がある。人口37(2009)。

三浦 肇]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「佐合島」の解説

佐合島

山口県熊毛郡平生町、瀬戸内海の熊毛群島に属する島。上関町長島の北に位置し、面積は約1.32平方キロメートル。潮干狩りが楽しめる海岸がある。明治生まれの俳人、久保白船はこの島の出身

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