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佐野長寛 さの

美術人名辞典の解説

佐野長寛

江戸後期の漆芸家。俗称長浜屋治助。朝鮮から帰化した漆工の名人張寛の五代の孫と伝える。京都生。各地を暦遊し漆芸技法を修め、さらに江戸で研鑽を積む。門外不出の名家の技法を独自の工夫で会得、在野の漆芸家として常に新しい技法とデザインの開発に努め、得に黒漆塗に優れていた。文久3年(1863)歿、73才。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

佐野長寛 さの-ちょうかん

1791-1863 江戸時代後期の漆工。
寛政3年生まれ。京都の人。高麗(こうらい)(朝鮮)の名工張寛5代の末葉を自称。漆技研究のため諸国を歴遊し,江戸で研鑽をつむ。黒漆塗りを得意とした。文久3年死去。73歳。一説に安政3年死去,享年63歳とも。通称は長浜屋治助。号は覚々斎

出典|講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて | 情報 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

佐野長寛

没年:安政3.3.2(1856.4.6)
生年:寛政6(1794)
江戸後期の漆工。長浜屋治兵衛の次男。幼名は治助。文化11(1814)年ごろ,諸国の名工,名品を求めて遍歴し漆技の研鑽を重ねた。文政8(1825)年京都新町三条の家に帰り,高麗の名工張寛に私淑して自ら張寛5代目の末葉と称し長寛と号した。無欲で弊衣蓬髪を恥じず,常に斬新な意匠の創意を試みた。<参考文献>灰野昭郎「佐野長寛作/竜鳳凰漆絵蒔絵食籠」(『学叢』8号)

(内田篤呉)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について | 情報

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