体幹トレーニング(読み)たいかんとれーにんぐ(英語表記)core training

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

体幹トレーニング
たいかんとれーにんぐ
core training

体幹筋、とりわけ脊椎(せきつい)や腰骨と連結している筋肉を鍛錬すること。体幹筋は胴体(手足、頭部を除く)の表面ではなく内側深くにある筋肉の総称で、体幹深層筋、体幹深部筋、インナーマッスル、コアともいう。体の主要な部位の支えであり、内臓を保持し姿勢や動作を安定させている。呼吸のたびに上下する横隔膜、脊椎と骨盤を包むように支える腹横筋、背骨の椎骨をつなぐ多裂筋などが代表的で、そのほかに腸腰筋や腰方形筋などがある。筋力トレーニングで一般的に使用されるダンベルやバーベルなどは用いず、自分の体重を負荷にして、手足を一定の位置で保持したり、ゆっくりと動かしたりする。日常的な動作を支える筋肉であるため、いつもよりも少し歩幅を広げて歩くといった方法でも鍛錬につながるが、継続的に行うことが重要である。
 スポーツ科学の分野で注目され、プロスポーツ選手が積極的に取り入れてきた。一般の人や高齢者の場合にも、手足の動きや姿勢を安定させるだけでなく、腰痛や肩こり、けがなどの予防になるとして注目されている。体幹専用のトレーニングメニューを設けるスポーツジムもあり、健康寿命を延ばすことにもつながるとして期待されている。[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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