鍛錬(読み)タンレン

デジタル大辞泉 「鍛錬」の意味・読み・例文・類語

たん‐れん【鍛錬/鍛練】

[名](スル)
金属を打ってきたえること。
きびしい訓練や修養を積んで、技芸心身を強くきたえること。「精神を―する」
[類語]修練勉強学習勉学研鑽けんさん勤学研修研学修学修業しゅぎょう・しゅうぎょう習練稽古けいこ学業復習学問学ぶ練習らし下稽古したげいこ訓練特訓温習おさらい演習トレーニングエクササイズゼミナールフィールドワークレッスンゲネプロ寒稽古通し稽古舞台稽古立ち稽古稽古事練磨練成教練試練

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精選版 日本国語大辞典 「鍛錬」の意味・読み・例文・類語

たん‐れん【鍛錬・鍛練・鍛煉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金属を鍛え練ること。
    1. [初出の実例]「爰の肺肝は本是并州鉄で、卒度も鎚目も不見、不鍛錬鈍鉄の儘だぞ」(出典:報恩録(1474)上)
    2. [その他の文献]〔論衡‐率性〕
  3. ( 形動 ) きびしいけいこを積んで、技芸や心身を練りみがくこと。修養、修行を積むこと。また、学問や技術などをよく修めていること。そのさまもいう。〔羅葡日辞書(1595)〕
    1. [初出の実例]「諸芸を鍛練(タンレン)する事それそれの家業の外はふかう其道に入る事なかれ」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)三)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐奉贈太常張卿詩〕
  4. 酷吏が罪をでっちあげること。〔漢書‐路温舒伝〕

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普及版 字通 「鍛錬」の読み・字形・画数・意味

【鍛錬】たんれん

金属を鍛える。詩句表現をねる。また、罪に陥れる。〔後漢書、彪伝〕忠孝の人、心を持すること厚きにし。鍛、心を持することきにし。

字通「鍛」の項目を見る

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改訂新版 世界大百科事典 「鍛錬」の意味・わかりやすい解説

鍛錬 (たんれん)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の鍛錬の言及

【鍛造】より

…材料の位置決め技術,ハンマーの制御システムの進歩,材料の変形挙動についての知識の充実によって,近い将来にはより複雑なシステムの鍛造ではなく,最も古典的な熱間自由伸ばし鍛造が複雑で精度を要求される製品の製造技術として脚光を浴びることも十分予想できる。 鍛造の目的は,素材(インゴット)内にある鋳造組織の粗い樹枝状晶をこわし,鋳巣や収縮孔を圧着させ,局所的な偏析を均一化して,材質を改善するという鍛錬の効果をあげること,製品とするまでに切削などによる金属のむだを省き,製品全体として連続した繊維組織をもたせることである。加工の際の素材の状態,温度には,前述の熱間鍛造と,近年とくに発達した冷間鍛造があり,さらに両者の長所をとり入れて材料の再結晶温度以下で加熱して行う温間鍛造が注目されている。…

※「鍛錬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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