体細胞分裂(読み)タイサイボウブンレツ

大辞林 第三版の解説

たいさいぼうぶんれつ【体細胞分裂】

真核生物の体細胞が増える時の一般的な分裂様式。各染色体は縦裂し、紡錘体の働きにより嬢細胞に均等に分配される。分裂に先だって DNA が複製されるので嬢細胞の遺伝子構成は母細胞と等しくなる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

体細胞分裂
たいさいぼうぶんれつ

生物体を構成する細胞が二つに分裂する現象。その核分裂は、同じ有糸分裂ではあるが、生殖細胞形成時の減数分裂(還元分裂)とは異なるため、対比して用いられる。減数分裂では中期に相同染色体が対(つい)をなすのに対して、体細胞分裂では、染色体の縦裂と両極への分離によって、染色体の数や型、遺伝子の娘(じょう)細胞への均等な分配が行われる。しかし、一部の体細胞分裂では相同染色体間の乗り換えなどによって遺伝的に等しくない娘細胞ができ、モザイクなどの原因となる。[大岡 宏]

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精選版 日本国語大辞典の解説

たいさいぼう‐ぶんれつ タイサイバウ‥【体細胞分裂】

〘名〙 真核生物の体細胞が形成されるときに起こる一般的な分裂方法。各染色体が縦裂して両極へ分離し、母細胞と同じ染色体数が娘細胞(じょうさいぼう)に分配される。

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