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何承天 かしょうてん

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

何承天
かしょうてん / ホーチェンティエン
(370―447)

中国の南北朝時代天文学者、数学者、思想家。東海(とうかいたん)(現在の山東省城県)に生まれる。劉宋朝(りゅうそうちょう)に仕えた。義父の観測記録と彼自身の観測に基づき、それまでの景初暦(魏(ぎ)の明帝が制定し約200年使われた)のずれを指摘して、新たに元嘉暦(げんかれき)を443年に上奏した。元嘉暦は445年から509年まで用いられた。当初、日月食と朔望(さくぼう)のずれを修正するために月の運行の不等を取り入れる定朔を提案したが採用されなかった。元嘉暦の一番の改良点は調日法である。調日法とは実数を有理数で近似する方法である。1か月の長さを計算して日の端数を分数で表すときに、観測値を二つの分数、強率(大きいほう)と弱率(小さいほう)で挟んで観測値に近づける方法を考案し、1か月を29+(399/752)日と計算した。また宋の国書(のちの『宋書』)の編纂(へんさん)にも携わったが、生前には完成できず、弟子たちが作業を引き継いだ。[編集部]

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世界大百科事典内の何承天の言及

【平均律】より

… 平均律の理論はヨーロッパだけの所産ではない。たとえば中国では南北朝の宋の何承天が447年ころに12平均律を算定したとされ,また,明代の人,朱載堉(しゆさいいく)も1596年に算定している。日本でも1692年に中根元圭が算定しており,一方,アラブでは現在,24平均律が実用されている。…

※「何承天」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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