作り絵(読み)ツクリエ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「作り絵」の意味・わかりやすい解説

作り絵
つくりえ

日本画の技法用語。構図を定める下当りや下図の墨線を岩絵具による厚い彩色で完全に塗り隠し,最後に仕上げの細い墨線で描き起す (→描き起し ) 。彩色の過程最初の構図を変更しながら「作り整える」ことから,この名称が生れたと思われる。『源氏物語絵巻』 (徳川・五島本) はその代表的作例である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む