作才村(読み)ざくざいむら

日本歴史地名大系 「作才村」の解説

作才村
ざくざいむら

[現在地名]岸和田市作才町

別所べつしよ村の南方津田つだ川下流域東方の平地に位置し、西および南を土生はぶ村に囲まれる。熊野街道(小栗街道)が村の南部を北東から南西に斜走、牛滝うしたき街道南東から北西に走って当村で交差する。

天正年中(一五七三―九二)土生村から分村したといわれるが(大阪府全志)、明らかでない。しかし少なくとも分れたのは慶長九年(一六〇四)以前であろう。同年の土生検地帳(東京大学史料編纂所蔵)は土生村の高を二千二七六石余とし、うち「土生ノ内さくさい村」小出将介知行分三一八石余とする。古検高三〇八石余(「岸和田御領分中古高今高仕出帳」鬼洞文庫蔵)。和泉国村高帳(同蔵)によると正保二年(一六四五)は三七三石余。元文五年(一七四〇)の泉州四郡村々高付帳(荒木家文書)も同高。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む