上月(読み)こうづき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

上月
こうづき

兵庫県西部,佐用町南西部の旧町域。千種川の中流域に位置し,西は岡山県に接する。 1955年幕山村と西庄村が合体して町制。 1958年久崎町と合体。 2005年佐用町,南光町,三日月町と合体して佐用町となった。地名は千種川の支流佐用川右岸の城山にあった尼子氏上月城に由来。岡山県境の杉坂峠は元弘2 (1332) 年後醍醐天皇が隠岐に流されたときの児島高徳ゆかりの地。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

上月
こうづき

兵庫県南西部、佐用(さよう)郡にあった旧町名(上月町(ちょう))。現在は佐用町の南西部を占める一地区。1955年(昭和30)幕山(まくやま)、西庄(にしのしょう)の2村が合併して町制施行、上月町が成立。町名は史跡上月城にちなむ。1958年上月町に久崎(くざき)町が合併。2005年(平成17)佐用町に合併。千種(ちくさ)川上流の山間盆地に位置し、JR姫新(きしん)線と国道179号が並走し、同373号が南北に交わる。また、久崎に智頭(ちず)急行が通じる。農林業が中心で、米作を中心に、ダイズ、コムギなどを栽培し、「もち大豆みそ」「もち大豆豆腐」を特産する。シイタケ栽培も盛ん。上月城は1336年(延元1・建武3)赤松氏本城(白旗城)の北の守りとして築かれたが、尼子(あまご)氏滅亡の舞台となった。歴史民俗資料館では廃絶した海田(かいだ)紙の紙漉(す)きの実演をしている。[大槻 守]
『『上月町史』(1988・上月町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

フェロー

イギリスではこの呼称は主として次の3つの場合をさす。 (1) 大学の特別研究員 研究費を与えられ,多くは教授,講師を兼ねる。 (2) 大学の評議員 卒業生から選ばれる。 (3) 学術団体の特別会員 普...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

上月の関連情報