価直(読み)カチョク

精選版 日本国語大辞典 「価直」の意味・読み・例文・類語

け‐じき‥ヂキ【価直】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「け」「じき」はそれぞれ「価」「直」の呉音 ) ねうち。値段。かち。
    1. [初出の実例]「東城国送るに価直(ケジキ)(えんぶ)檀金(だんごん)の百億両と云ふ」(出典私聚百因縁集(1257)一)

か‐ちょく【価直】

  1. 〘 名詞 〙かち(価値)
    1. [初出の実例]「冝京及畿内官人已下酒食価直。并餔一日」(出典:続日本紀‐天平元年(729)正月丁未)
    2. [その他の文献]〔落葉集(1598)〕〔北史‐盧昌衡伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「価直」の読み・字形・画数・意味

【価直】かち

あたい価値。唐・白居易〔偶(たまたま)拙詩数首を以て裴大尹侍郎に寄呈す。~〕詩 君に投ずるの、甚だ(くわうぶ) 數の價直、一束の芻

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