便宜主義(読み)ベンギシュギ

デジタル大辞泉 「便宜主義」の意味・読み・例文・類語

べんぎ‐しゅぎ【便宜主義】

根本的な処置を考えないで、その時の都合によって物事を処理する態度御都合主義

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「便宜主義」の意味・読み・例文・類語

べんぎ‐しゅぎ【便宜主義】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事を処理する際、問題の根本的な部分にはふれないで、その場その場の間に合わせですませようという考え方。御都合主義。
    1. [初出の実例]「彼の便宜主義の統領たるベンザム氏か」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉三)
  3. きそべんぎしゅぎ(起訴便宜主義)

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世界大百科事典(旧版)内の便宜主義の言及

【規約主義】より

…〈約束主義〉〈便宜主義〉あるいは英語のまま〈コンベンショナリズム〉ともいう。科学的な法則や理論の真理性を論ずるに当たって,それを客観的実在の世界に求めず,取決めの結果として理解する立場を指す。…

※「便宜主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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