俊寛僧都島物語(読み)シュンカンソウズシマモノガタリ

デジタル大辞泉 「俊寛僧都島物語」の意味・読み・例文・類語

しゅんかんそうずしまものがたり〔シユンクワンソウヅしまものがたり〕【俊寛僧都島物語】

読本。8巻。曲亭馬琴作。文化5年(1808)刊。俊寛義経にまつわる伝説題材とし、俊寛を鬼一法眼に仕立てたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「俊寛僧都島物語」の意味・読み・例文・類語

しゅんかんそうずしまものがたり シュンクヮンソウヅしまものがたり【俊寛僧都島物語】

読本。八巻。曲亭馬琴作。挿絵歌川豊広。文化五年(一八〇八)刊。「平家物語」等の俊寛・義経にまつわる伝説を浄瑠璃鬼一法眼三略巻」の鬼一法眼に付会して、因果応報勧善懲悪主題にそって虚構化したもの。「十二段草子」「金鳳釵記(剪燈新話)」等を利用している。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android