俗気(読み)ゾクケ

精選版 日本国語大辞典 「俗気」の意味・読み・例文・類語

ぞっ‐きゾク‥【俗気】

  1. 〘 名詞 〙 名誉や利益にひかれる俗人気風。通俗な気持。俗臭。ぞっけ。
    1. [初出の実例]「姿も一点俗気は無ぞ」(出典:足利本人天眼目抄(1471‐73)下)
    2. 「どうも才子肌で俗気があって、一向面白うない」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉八)

ぞっ‐けゾク‥【俗気】

  1. 〘 名詞 〙ぞっき(俗気)
    1. [初出の実例]「名うての立春梅を始めとして老梅二百七十株、まだ少しも俗気(ゾクケ)のない処が見つけもので有る」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉二月暦)

ぞく‐き【俗気】

  1. 〘 名詞 〙ぞっき(俗気)

ぞく‐け【俗気】

  1. 〘 名詞 〙ぞっけ(俗気)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「俗気」の読み・字形・画数・意味

【俗気】ぞくき

俗臭。

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