保父(読み)ホフ

デジタル大辞泉 「保父」の意味・読み・例文・類語

ほ‐ふ【保父】

保育所養護施設(現在の児童養護施設)などの児童福祉施設で、児童保育にあたる男子職員の俗称。昭和52年(1977)児童福祉法施行令によってこの呼称が認められ、平成10年(1998)同施行令改正によって男女とも保育士となった。
[類語]保母保育士

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精選版 日本国語大辞典 「保父」の意味・読み・例文・類語

ほ‐ふ【保父】

〘名〙 保育所、養護施設などで、児童の保育にあたる男性保育士の俗称。

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世界大百科事典(旧版)内の保父の言及

【保母】より

…労働条件は十分改善されてはいないが,そのなかで自覚的な保育の研究・実践の運動がつづき,集団保育の成果をあげている。70年代に入り,保育の専門職を女性に限る必要はないとの主張が生まれ,子どもと保育に関心をよせる若い男性の増加などから〈保父〉が出現し,保母養成機関であった〈高等保母学院〉は〈高等保育学院〉と改称,男子の入学が認められるようになった。なお,児童福祉施設の職員には,保母のほかに児童指導員,寮母,教護および児童厚生員などがある。…

※「保父」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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