倚伏(読み)いふく

精選版 日本国語大辞典 「倚伏」の意味・読み・例文・類語

い‐ふく【倚伏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「老子五八」の「禍兮福之所倚、福兮禍之所伏」による ) 福と禍とが、互いにその原因となり、互いに相手うちにひそみ合っていること。幸福と不幸はかわるがわる生ずること。
    1. [初出の実例]「喪馬之老、委倚伏於秋草」(出典本朝文粋(1060頃)一・兎裘賦〈兼明親王〉)
    2. [その他の文献]〔駱賓王‐帝京篇〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「倚伏」の読み・字形・画数・意味

【倚伏】いふく

相因って生起する。〔老子、五十八〕の倚るの伏するなり。

字通「倚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む