倭恩智神社(読み)やまとおんちじんじや

日本歴史地名大系 「倭恩智神社」の解説

倭恩智神社
やまとおんちじんじや

[現在地名]天理市海知町ヤイ田

海知かいち町集落南端に鎮座建凝たけごり命を祀る旧村社。集落北方の小字ひがしフカミにあったが、昭和一九年(一九四四)の飛行場建設のため現在地へ移された。「延喜式」神名帳城下しきげ郡の「倭恩智神社鍬靫」に比定される(大和志)。当社のシンカン祭は輪番制による大小両当屋によって毎年九月七日の当座神事を序幕として八日の宵宮、九日の例祭と三日間行われる。この祭の神饌は七色御供・荷い餅・花御供の三種がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android