偏西風帯(読み)へんせいふうたい

精選版 日本国語大辞典 「偏西風帯」の意味・読み・例文・類語

へんせいふう‐たい【偏西風帯】

  1. 〘 名詞 〙 南北両半球の中緯度地方で、帯状地球を取り巻く偏西風の卓越した地帯季節によって多少、南北に移動する。

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百科事典マイペディア 「偏西風帯」の意味・わかりやすい解説

偏西風帯【へんせいふうたい】

地球上のほぼ中緯度地域で上空に絶えず偏西風が吹いている地帯。大洋上では30°〜65°の緯度帯。偏西風は大気大循環を構成する大風系の一つで,特に南半球では海洋が多いのでよく発達し,その海域は俗に暴風圏と呼ばれる。偏西風は高さとともに強くなり,圏界面付近でジェット気流となる。
→関連項目

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世界大百科事典(旧版)内の偏西風帯の言及

【風】より

…図11は地球上の平均風系の粗い模型である。赤道付近には赤道無風帯があり,それより高緯度側に偏東風のいわゆる貿易風帯があり,それより高緯度側に中緯度高圧帯があり,さらに高緯度側に偏西風帯がある。それより高緯度側に高緯度低圧帯があり,極のまわりは極東風帯となっている。…

※「偏西風帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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