側聞(読み)そくぶん

精選版 日本国語大辞典 「側聞」の意味・読み・例文・類語

そく‐ぶん【側聞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. そばにいて聞くこと。わきに控えて聞くこと。
    1. [初出の実例]「於内裏問件輩云々、下官馳参殿下、側聞子細也」(出典兵範記‐保元三年(1158)四月二一日)
  3. そくぶん(仄聞)
    1. [初出の実例]「余側聞檀那兵部病亟」(出典:空華日用工夫略集‐永和四年(1378)四月一七日)
    2. [その他の文献]〔賈誼‐弔屈原賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「側聞」の読み・字形・画数・意味

【側聞】そくぶん

ほのかに聞く。仄聞。漢・賈誼屈原を弔ふ文〕恭(うやうや)しく嘉惠を承けて、罪を長沙に俟(ま)つ。側(ほの)かに聞く、屈原自ら汨羅(べきら)に沈めりと。

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