仄聞(読み)そくぶん

精選版 日本国語大辞典「仄聞」の解説

そく‐ぶん【仄聞】

〘名〙 ほのかに聞くこと。ちらっとくこと。うわさに聞くこと。側聞
※徂徠集(1735‐40)復安澹泊「不佞茂卿、自少小聞大邦之風、私心郷往者尚矣」
※開化の殺人(1918)〈芥川龍之介〉「が仄聞した事実をつけ加へて置けば」

ほの‐き・く【仄聞】

〘他カ四〙 (「ほのぎく」とも) かすかに聞く。ちょっと聞く。
万葉(8C後)一六・三七九一「いさめをとめが 髣髴聞(ほのきき)て 我れにおこせし 水縹の 絹の帯を」

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デジタル大辞泉「仄聞」の解説

そく‐ぶん【×仄聞/側聞】

[名](スル)少し耳にはいること。人づてやうわさなどで聞くこと。「―したところでは」
[類語]聞き伝え伝聞人づて又聞き風の便り口コミ聞く聞き及ぶ伝え聞く漏れ聞く・漏れ承る・聞き継ぐ聞き込む聞き知る聞き付ける聞き齧る・耳に達する・聞き伝える人づてに聞く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通「仄聞」の解説

【仄聞】そくぶん

ほのかに聞く。〔漢書、賈誼伝〕(屈原を弔ふ文)恭しく嘉惠(かけい)(天恩)を承(う)けて、罪を長沙に俟(ま)つ。仄(ほの)かに聞く、屈原自ら汨羅(べきら)(水名)に沈めりと。

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