偸薄(読み)とうはく

精選版 日本国語大辞典 「偸薄」の意味・読み・例文・類語

とう‐はく【偸薄】

〘名〙 人情が薄いこと。世間風潮が薄情で不誠実なこと。
先哲叢談(1816)五「順庵嘆曰、世衰道微、日入偸薄」 〔桓温‐薦譙元彦表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「偸薄」の読み・字形・画数・意味

【偸薄】とうはく

軽薄で人情に欠ける。〔後漢書、廉伝〕蜀郡の大守にる。其の俗、辯を(たつと)び、好んで短長批判)を相ひ持す。(つね)に(はげ)ますに淳厚を以てし、偸を受けず。

字通「偸」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android