傘鉾町(読み)かさぼこちよう

日本歴史地名大系 「傘鉾町」の解説

傘鉾町
かさぼこちよう

下京四条通油小路東入

東西に通る四条通(旧四条大路)を挟む両側町

平安京条坊では左京四条二坊三保一三町南側及び同五条二坊四保一六町北側にあたり、平安中期以降は四条油小路東。仁安二年(一一六七)売券(写)によると、当町に治部権少輔藤原某の土地が所在した(尊経閣所蔵文書)

<資料は省略されています>

当町は堀川ほりかわのすぐ東側、四条通の西の口に位置したために合戦の舞台になることも多く、「太平記」巻八(千種殿京合戦事)によると、元弘三年(一三三三)四月八日「丹波国ノ住人荻野彦六ト足立三郎ハ、五百余騎ニテ四条油小路マデ責入タリケルヲ、備前国住人、薬師寺八郎・中吉十郎・丹・児玉が勢共、七百余騎相支テ戦ケル」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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