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債務の株式化 さいむのかぶしきか debt for equity swap

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知恵蔵2015の解説

債務の株式化

債務救済策の1つで、発展途上国の政府が抱える対外債務(外貨建て)を当該国企業の株式(国内通貨建て)に転換すること。1982年8月のメキシコ債務危機を契機に考案された。転換の手続きは、(1)投資家が第2次債券市場で外貨建て債券を割引購入し、(2)債務国の中央銀行が競売方式でその債券を国内通貨建てで買い受け、(3)投資家がそれと同額の債務国企業の株式を受け取ること、によって行われる。多国籍商業銀行などの債権者にとっては、たとえ割引価格であっても、すでに一部償還済みの債権や不良債権を売却することができ、投資家にとっては、債券の購入価格と競売での落札価格との差額分を入手し、かつ債務国の諸産業へ格安の資金で投資できる。また、債務国政府にとっては、対外債務を割安でかつ国内通貨で償却できると同時に、国内投資を活性化できる。

(室井義雄 専修大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

さいむ‐の‐かぶしきか〔‐かぶシキクワ〕【債務の株式化】

デット‐エクイティー‐スワップ

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

債務の株式化
さいむのかぶしきか

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