元和通宝(読み)げんなつうほう

改訂新版 世界大百科事典 「元和通宝」の意味・わかりやすい解説

元和通宝 (げんなつうほう)

1617年(元和3)ころ江戸幕府により鋳造された銀貨銭貨銅貨。1文通用)。銀貨は永楽通宝銀貨を模倣した慶事記念用のものであったが,銭貨は一般の通用を目的としていた。銭貨は鋳造技術からみて,慶長通宝大形銭よりもすぐれ,鋳造量も同大形銭よりも多く,のちの寛永通宝に比較的近い。鋳造地は江戸かその周辺とみられ,水戸説が最も有力視されている。
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関連語 作道

日本大百科全書(ニッポニカ) 「元和通宝」の意味・わかりやすい解説

元和通宝
げんなつうほう

元和(げんな)年間(1615~1624)鋳造の貨幣。銀貨(慶事用)と銅貨(銭一文)があるが、鋳造のことは正史にみえない。鋳造地は江戸周辺で水戸ともいわれる。

[編集部]

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