日本歴史地名大系 「光伝寺」の解説 光伝寺こうでんじ 滋賀県:草津市矢倉村光伝寺[現在地名]草津市矢倉一丁目法照山清涼院と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。寛文一〇年(一六七〇)の縁起(寺蔵)によれば、承平年中(九三一―九三八)田原相模介干晴の開基、釈迦如来を安置して釈迦堂と称した。建武年間(一三三四―三八)足利尊氏が水田二町を寄進。応仁の乱で兵火にかかり一小堂となっていたが、明暦年中(一六五五―五八)清誉浄運のとき、大窪兵左衛門入道浄心が弟伊左衛門と協力して中興したという。「浄土宗寺院由緒書」は明暦元年中興と伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by