光滝寺
こうたきじ
[現在地名]河内長野市滝畑
岩湧山西山麓の千石谷を越えたところに位置する。融通念仏宗、山号福王山、本尊不動明王。天保一四年(一八四三)の光滝寺覚書(寺蔵)によると、福王山光滝寺不動院と号し、葛城修験の行場で、欽明天皇の時、行満が開基したと伝え、不動院寺家として延暦年間(七八二―八〇六)弘法大師が開基したと伝える西之坊・中之坊・堂所寺を記す。また同覚書の元禄五年(一六九二)・同一四年・延享二年(一七四五)の項に若王寺(現京都市左京区の若王子神社)末寺と記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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