光CVD(読み)ヒカリシーブイディー

化学辞典 第2版 「光CVD」の解説

光CVD
ヒカリシーブイディー
photo chemical vapor deposition

プラズマCVDと同じ考え方で,ガスの分解エネルギーを光で与えて成膜を行う方法.プラズマではそのエネルギーを制御することは難しいため,特定の生成種が得られるようにすることは大変困難であるが,光の場合には波長によりエネルギーが制御できるので,目的とする結合を容易に切ることができ,成膜に必要とする生成種を得やすいという特徴をもつ.しかし,光を導入するための窓層への堆積が起こり,基板上まで十分な光エネルギーが供給できないという問題点がある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む