免家役(読み)めんけやく

精選版 日本国語大辞典 「免家役」の意味・読み・例文・類語

めんけ‐やく【免家役】

  1. 〘 名詞 〙 免家百姓がその領知者に対して負担する義務。領知者の名田を耕作し、雑事にも従うなどの力役・人身的奉仕原則としたが、室町時代には銭納化された。免役
    1. [初出の実例]「免家御免之殿原、自身之家屋敷之外者、従類下部等、不怠免御公事等事」(出典高野山文書‐応永三年(1396)八月一三日・官省符庄庁番殿原請文)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android