児玉博(読み)コダマ ヒロシ

20世紀日本人名事典 「児玉博」の解説

児玉 博
コダマ ヒロシ

昭和・平成期の染織家



生年
明治42(1909)年10月13日

没年
平成4(1992)年1月1日

出生地
三重県鈴鹿市白子

学歴〔年〕
白子町立工業学校〔大正13年〕卒

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和49年〕

経歴
型彫師の父・房吉について修業する。15歳で父と死別、大正14年上京して伊藤宗三郎に師事浅草型紙彫刻に従事。昭和17年帰郷後、伊勢型紙縞彫小紋の研究に従事。30年仲間5人と一緒に人間国宝に認定される。さらに、一寸幅の型紙に31本もの縞模様を彫る「無塵縞(むじんしま)」に成功し名をはせた。主な作品に「縞彫 二三筋」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「児玉博」の解説

児玉博 こだま-ひろし

1909-1992 昭和-平成時代の型紙彫刻師。
明治42年10月13日生まれ。父房吉および伊藤宗三郎にまなび,昭和4年独立,東京開業小宮康助(こうすけ)の協力をえて,縞彫(しまぼり)小紋型の研究と制作につとめた。30年伊勢型紙縞彫で人間国宝。平成4年1月1日死去。82歳。三重県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「児玉博」の解説

児玉 博 (こだま ひろし)

生年月日:1909年10月13日
昭和時代;平成時代の染織家;型紙彫刻師
1992年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android