知恵蔵mini 「児童婚」の解説 児童婚 アフリカや南アジアなどの発展途上国に伝わる慣習で、法定婚姻年齢の15〜18歳に満たない女児が強制的に結婚させられること。現在は児童婚を法律で禁じている国も多いが、貧困や宗教観、人権に関する認知不足といった複合的な理由から、微々たる減少にとどまっている。発達段階にある女児が結婚や妊娠によって被る肉体的・心理的負担、教育機会の喪失、暴力や虐待、搾取の被害といった問題から、ユニセフ(国連児童基金)などが世界に撲滅を呼びかけている。 (2015-11-10) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報