兜率(読み)トソツ

デジタル大辞泉 「兜率」の意味・読み・例文・類語

とそつ【×兜率/都卒】

《〈梵〉tusitaの音写上足妙足知足と訳す》「兜率天」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「兜率」の意味・読み・例文・類語

と‐そつ【兜率・都率・都卒】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] tuṣita の音訳。妙足・知足などと訳す ) 「とそつてん(兜率天)」の略。
    1. [初出の実例]「其歳以都卒寿、為此地獄一日夜、而寿四千歳」(出典往生要集(984‐985)大文一)
    2. 「されば兜率の雲の上をわけ、彌勒の下りし阿踰舎国の、踰闍那講堂の御法をも」(出典:宴曲・宴曲集(1296頃)五)
    3. [その他の文献]〔法苑珠林‐八〕

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