入川銀山跡(読み)にゆうがわぎんざんあと

日本歴史地名大系 「入川銀山跡」の解説

入川銀山跡
にゆうがわぎんざんあと

[現在地名]相川町入川

入川上・中流にある。「佐渡年代記」寛永八年(一六三一)の条によると、佐渡奉行竹村九郎右衛門が寛永四年から同八年の間に、山師に命じて幕府直営で採掘したが、良鉱脈に当たらず休止している。次いで「佐渡風土記」の承応三年(一六五四)に「立嶋・入川・田野浦三ケ所銀山捨り居申候を松本勘兵衛・横山三右衛門・岡本新左衛門、右三人自分入用を以可稼由願候ニ付被仰付」とあり、さらに寛文一二年(一六七二)には、山師和田与右衛門が入川銀山内に新しく見立てた切山三ヵ所と古間歩再開普請の経費として三千両を幕府から拝借している。いずれも入川銀山とあるだけで稼行地は不明。間歩名が現れるのは元禄五年(一六九二)の取明間歩書上(岩木文庫蔵)で、普請が完成し採鉱が始まるのは朝日(あさひ)・古口(ふるぐち)・樋口(ひぐち)・広沢(ひろさわ)(赤岩)・濃金(のうきん)の五間歩である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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