入江馬頭観世音碑(読み)いりえばとうかんぜおんひ

日本歴史地名大系 「入江馬頭観世音碑」の解説

入江馬頭観世音碑
いりえばとうかんぜおんひ

[現在地名]虻田郡虻田町字入江

虻田町の南端内浦湾を臨む入江いりえ浜の丘陵にある虻田町歴史公園の観音堂に安置されている。道指定文化財。入江馬頭観音ともいう。一八〇四年(文化元年)箱館奉行戸川安論はアブタ在住の福井政之助らにアブタ・ウス牧場の設置を命じた。そして牧場の開場に合せ、〇五年六月に福井と牧士頭取村田卯五郎が願主となって、放牧される馬の安全を祈願して馬頭観世音碑を建立した(以上「虻田町史」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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