全国大学高専教職員組合(読み)ぜんこくだいがくこうせんきょうしょくいんくみあい

大学事典 「全国大学高専教職員組合」の解説

全国大学高専教職員組合
ぜんこくだいがくこうせんきょうしょくいんくみあい

1989年(平成1)10月に結成された国公立大学,国立高等専門学校,大学共同利用機関の教職員組合の連合体。略称は全大教。2016年10月現在で109の組合が参加しており,大学数として国立大学の4分の3以上を占める。大学・高等教育機関における教育・研究・医療の充実と発展,そこで働く教職員の待遇改善や地位向上を一体のものとして捉えて活動している。各教職員組合には教員,事務職員,技術職員,図書館職員,医療職員,海事職員等の大学・高等教育機関に働くすべての職種の人々が加入している。職種別,学校種別,設置者別に専門部が置かれ,情報交換のための相互の交流会や学習会等を開催している。また,『全大教新聞』等の定期的な刊行物,各種実態調査の実施,署名活動を展開し,これらに基づき高等教育予算の増額や給付制奨学金の実現等の要求実現に向けて政府国会議員文部科学省,国立大学協会等に要請活動を行っている。いずれのナショナルセンターにも所属せず,中立的な立場で日本私立大学教職員組合連合など他団体とも幅広い共同を展開している。
著者: 堀内健

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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