全国電力労働組合連合会(読み)ぜんこくでんりょくろうどうくみあいれんごうかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「全国電力労働組合連合会」の意味・わかりやすい解説

全国電力労働組合連合会
ぜんこくでんりょくろうどうくみあいれんごうかい

略称電力労連。 1954年5月に結成された電力各社労働組合の連合による単位産業別労働組合 (単産) で旧全日本労働総連盟 (同盟) の主力の1つ。戦後労働運動で民間の主導的役割の一翼をになった日本電気産業労働組合 (電産) は電源ストなどへの批判を契機分裂が進行。9電力への会社分割にあわせて各社に結成された電力労働組合 (電労) が 54年に連合会を結成,当初の略称電労連を 78年に電力労連と改めた。 81年には電工労連等とそれぞれの組織を保持したままで全国電力関連産業労働組合総連合 (電力総連) を結成したが,91年の定期大会で 93年には組織解消,電力総連を単一の産業別組織として一本化することを決めた。電力総連単位で日本労働組合総連合会 (連合) 加盟

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世界大百科事典(旧版)内の全国電力労働組合連合会の言及

【電力総連】より

…1996年9月,電力総連と全電力(全日本電力労働組合協議会)が統一して新組織が結成され,名称を電力総連とした。電力総連は,1940年代末の電産(日本電気産業労働組合)の電源ストなどの戦術に批判的な,九州電力や中部電力をはじめ次々と電産を脱退した勢力によって54年に結成された電労連(全国電力労働組合連合会。78年に略称を電力労連に変更。…

※「全国電力労働組合連合会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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