全称(読み)ゼンショウ

精選版 日本国語大辞典 「全称」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐しょう【全称】

  1. 〘 名詞 〙 定言的命題の中で、主語の示す外延全体について、肯定的または否定的に述語する命題のもつ性質。主語を修飾する「すべての」という語で表わす特性。たとえば、「すべての人間は死ぬ」「すべての鉱物動物ではない」の特性。
    1. [初出の実例]「命題にては、明かに、全称〔 universal 〕と特称〔 particular 〕とを示すが為に、全称に、凡てのを用ひ、特称に、或るを用ひ」(出典:致知啓蒙(1874)〈西周〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む