八ヶ平遺跡(読み)はちがたいらいせき

日本歴史地名大系 「八ヶ平遺跡」の解説

八ヶ平遺跡
はちがたいらいせき

[現在地名]烏山町中山

烏山町の北方約五キロ、国道二九四号の東、那珂川右岸の段丘端部に位置する縄文―弥生時代の集落跡。遺跡付近で那珂川の流れは大きく蛇行し、当遺跡との比高は約三〇メートル。出土遺物大部分旧来からの畑地耕作中に出土したもので、そのなかでも当地の義煎平佐氏が保管していた弥生時代中期(野沢I式)の筒形土器は、この時代の遺物の少ない南那須地方にとって貴重である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android