八丁目宿(読み)はつちようのめしゆく

日本歴史地名大系 「八丁目宿」の解説

八丁目宿
はつちようのめしゆく

[現在地名]福島市松川町

奥州道中の宿で、江戸時代の八丁目はつちようめ村・鼓岡つづみがおか村・天明根てんみようね村で形成されていた。二本柳にほんやなぎ宿(現安達町)と間の宿若宮わかみや宿の間に位置し、大森おおもり村・庭坂にわさか村を経て米沢に至る街道(通称米沢街道)や元禄八年(一六九五)道標が示すように、相馬地方に至る街道が分岐した。なお八丁目村に宿次しゆくじという地名があり、古くに宿次千軒と称する宿町があったという伝承がある(相生集)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android