八幡宇佐宮神領大鏡(読み)はちまんうさぐうしんりようおおかがみ

日本歴史地名大系 「八幡宇佐宮神領大鏡」の解説

八幡宇佐宮神領大鏡(宇佐大鏡)
はちまんうさぐうしんりようおおかがみ

一冊

成立 鎌倉時代

原本 到津公斎氏

解説 題箋に「宇佐宮神領大鏡」とある。豊前宇佐宮領として薩摩大隅を除く九州七国に散在する所領について、御封田・本御庄一八ヵ所・国々散在常見名田という所領の性格の違いによって分類し、所領の成立事情・規模・所役の内容を書上げたもの。文中に関係文書を引用している。また欄外には本文と同筆の傍注があり、庄園・別符の成立の経過や異説などを知ることができる。古代末期日向の宇佐宮領を検討する際の基本史料。

活字本大分県史料」一・「宮崎県史」史料編中世2

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android