八桑村(読み)やくわむら

日本歴史地名大系 「八桑村」の解説

八桑村
やくわむら

[現在地名]足助町新盛しんもり

現国道一五三号に沿う。東は大井おおい村・永野ながの村、南は菅生すごう村、西は久木ひさぎ村・西樫尾にしがしお村、北は菅田和すげだわ村に接する。美濃街道が中央を南北に通り、集落は小起伏面上の山麓点在。縄文時代早期・前期・中期・後期の下八桑しもやくわ遺跡が南部の南面した山麓の傾斜地にある。弥生・平安時代の遺物も若干出土。八桑城跡が美濃街道沿いの独立小丘上にあった。街道との比高約二〇メートルの居館城で、「三河国二葉松」は、八桑村古屋敷として鈴木甚五左衛門の名を伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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