デジタル大辞泉 「八段」の意味・読み・例文・類語 はちだん【八段】 箏曲そうきょく。八橋検校作曲。8段からなる段物で、各段は104拍(初段のみ108拍)、テンポはしだいに速くなり、曲尾では遅くなる。八段の調しらべ。→段物 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「八段」の意味・読み・例文・類語 はちだん【八段】 箏曲。慶安~明暦(一六四八‐五八)頃、八橋検校(けんぎょう)が作曲。八個の段から成る純器楽曲で、裏組に属する。八段の調べ。八橋の孫弟子倉橋検校の作曲ともいう。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「八段」の意味・わかりやすい解説 八段 (はちだん) 箏曲の曲名。《八段の調》《八段之調子》《八段すががき》とも。八橋検校作曲の箏組歌裏組付物(つけもの)。段物。平調子。倉橋検校(?-1724)作曲説もある。初段のみ55拍のほかは,各段52拍から成り,4,5,6段はその段と同じ弦名の音から始まる。三弦曲も作られ,本手は京都の津山検校富一が作曲。替手は地域によって異なる。執筆者:久保田 敏子 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報