日本歴史地名大系 「八瀬村」の解説
八瀬村
やせむら
- 京都市:左京区
- 八瀬村
北は花尻橋で大原、西は山を隔てて岩倉、南は
八瀬の名は、川(八瀬川)がこの辺りで山峡を下り、各所で急瀬を形成していることからといわれ(京都府愛宕郡村志)、今も
古代の国宰以租税充禅院之燈分、令住人勤彼寺之役者、久作仏地」とあり、八瀬村が以前から延暦寺領として、租税・課役を負担していたことが知られる。寛治六年(一〇九二)の山城国八瀬刀禰乙犬丸解(青蓮院吉水蔵菩薩釈義紙背文書)に、
とみえ、山門の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報