八百板正（読み）ヤオイタ タダシ

20世紀日本人名事典

八百板 正
ヤオイタ タダシ

昭和・平成期の政治家,農民運動家 元・衆院議員;元・参院議員(社会党);全日農名誉会長。

生年

明治38(1905)年4月12日

没年

平成16(2004)年4月23日

出生地

福島県伊達郡飯野村(現・飯野町)

学歴〔年〕

福島中〔大正13年〕中退

主な受賞名〔年〕

勲一等旭日大綬章〔平成2年〕

経歴

大正14年日本フェビアン協会に参加し、日本労農党、日本大衆党に入党。昭和4年福島県に戻って農民運動の指導に尽力。8年全農中央委員、社会大衆党全国委員。13年大日本農民組合福島県連理事長。21年再建された日農福島県連会長となり、32年日農書記長、37年全日農会長。一方、社会党結成に参画し、22年以来衆院議員当選11回。社会党代議士会長、衆院逓信委員長などを務めた。55年参院議員に転じ当選2回。平成4年引退。昭和60年から日中農林水産交流協会長も務め、50回以上訪中した。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

八百板正 やおいた-ただし

1905－2004　昭和-平成時代の農民運動家,政治家。
明治38年4月12日生まれ。日本フェビアン協会にはいり,のち日本労農党,社会大衆党などに参加し,無産政党運動にたずさわる。昭和4年郷里の福島県にかえり農民運動を指導。戦後,社会党の結成,日本農民組合の再建に参加。22年衆議院議員(当選11回)。37年全日本農民組合連合会会長。55年参議院議員(当選2回)。60年日中農林水産交流協会会長。平成16年4月23日死去。99歳。

出典　講談社