八目鰻(読み)ヤツメウナギ

デジタル大辞泉 「八目鰻」の意味・読み・例文・類語

やつめ‐うなぎ【八目×鰻】

ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科の円口類総称体形ウナギに似るが、目の後方えら穴が七つあり、目が八つあるように見える。口は吸盤状で、大形の魚に吸着し、肉を溶かして血とともに吸う。日本海側に流入する河川に多い。カワヤツメスナヤツメなど。脂肪・ビタミンAなどに富み、昔から夜盲症の薬とされ、食用 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「八目鰻」の意味・読み・例文・類語

やつめ‐うなぎ【八目鰻】

  1. 〘 名詞 〙 頭甲綱ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科に属する動物の総称。体長はふつう一〇~六〇センチメートルで、大形のものは一メートルにもなる。外形はウナギ状で、胸びれ腹びれを欠き、灰青色を呈する。目の後方に七対の丸い鰓孔(さいこう)が並び、本来の目を加えて「八つ目」という。口は吸盤状で魚類に付着して肉をそぎとり、血を吸う。カワヤツメは通常、海で生活し、川をさかのぼって上流の砂底に産卵する。スナヤツメは小形で生涯川にすむ。カワヤツメは多量のビタミンAを含み、古くから鳥目(とりめ)の薬として有名で、食用にもする。一般にカワヤツメをさすことが多い。やつめ。《 季語・冬 》 〔多識編(1631)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「八目鰻」の解説

八目鰻 (ヤツメウナギ)

動物。ヤツメウナギ科の魚類の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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