日本歴史地名大系 「八重瀬グスク」の解説 八重瀬グスクやえせぐすく 沖縄県:沖縄島南部東風平町富盛村八重瀬グスク[現在地名]東風平町富盛エージグスクともよび、富盛(とうむい)グスクともいう。八重瀬(えーじ)岳北側の断崖下、標高一一〇メートル前後の琉球石灰岩上に位置する。面積は四二〇〇平方メートル余。グスク時代末期に東風平(くちんだ)を支配し、山南勢力と争った八重瀬按司の居城といわれている。また、山南王叔として度々進貢を行っている汪英紫による築城ともいわれ、汪英紫が八重瀬按司を称しこの地方を治めたとされる。第一尚氏時代には尚巴志の四男が八重瀬按司として居城にしていたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by