八重田古墳群(読み)やえだこふんぐん

日本歴史地名大系 「八重田古墳群」の解説

八重田古墳群
やえだこふんぐん

[現在地名]松阪市日丘町・八重田町・藤之木町

比高四〇メートルの丘陵尾根を中心に、東西七〇〇メートル、南北九〇〇メートルの範囲の丘陵地帯にあり、二五基が確認されている。中心部は宅地化、団地周縁の未開発の丘陵地に二号・九号・一〇号・二一号―二四号墳の七基が残り、団地中央には前方後円墳である一一号墳一基が緑地として保存されている。

一号・七号・八号・一二号・一六号―二〇号墳の九基を発掘調査。一号墳は径二四メートルの円墳で、墳頂下一・二メートルに長さ七メートルと長さ四メートルの木棺跡が検出され、面径一六センチの舶載の二神二獣鏡一面、勾玉一、管玉一、鉄剣一などが出土

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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